2014.06.03更新
膀胱炎なら出来れば泌尿器科を受診して下さい。
近くに泌尿器科の開業医がなかったり、受診に抵抗があれば
かかりつけ医の内科でもいいと思います。
泌尿器科であっても陰部の診察などはしません。
おしっこの検査のみです。稀に膀胱鏡や陰部洗浄を行う
クリニックがあるようですが、急性単純性膀胱炎であれば
しない方がいいので(感染を助長します)断りましょう。
ただし抗生剤で血尿や膿尿が改善しない場合や、頻回に繰り返す場合は
当院でも膀胱鏡を考慮します。
投稿者: 上條医院
2014.05.29更新
当院では必ず採尿をして頂きます。
尿が膿尿であれば細菌検査をします。
膀胱炎の起炎菌は、大腸菌を中心とするグラム陰性桿菌が
大部分です。
抗生剤を処方しますが、グラム陰性桿菌であれば
ほとんどの抗生剤は効果があるのであまり強い薬や
長期間服用することは避けた方がいいでしょう。
軽度な膀胱炎であれば水分摂取のみで軽快することもあります。
投稿者: 上條医院
2014.05.27更新
排尿痛、頻尿、残尿感などの膀胱刺激症状を主訴にする患者さんが多く、
ほとんどが女性で、その大半は急性細菌性膀胱炎です。
まれに間質性膀胱炎、非細菌性膀胱炎もあり、また膀胱癌、膀胱結石に
感染の併発していることもあります。
症状は頻尿だけだったり、血尿の場合もあります。
投稿者: 上條医院
2014.03.19更新
夜間頻尿を訴えて受診される方で時々19時頃には布団にはいる方が
診えます。
また昼間ほとんどベットで横になっている方、昼寝や食後寝てしまう方も
多いようです。
昼夜逆転や昼寝の時間が多い方は、不眠となり夜間頻尿の
原因となります。出来れば昼寝は短時間、15分程度にして下さい。
また就寝時間も21時以降にしていただけるといいでしょう。
19時に寝ると0時までに1-2回は起きてしまいます。
テレビや電気をつけて寝る方も睡眠障害になりますので
避けた方がいいでしょう。
投稿者: 上條医院
2014.02.25更新
寝てからの排尿量と起床時の排尿量の合計が
1日尿量の1/3以上あれば夜間多尿です。
心臓が悪い人、寝る前に水分摂取の多い人に見られます。
夕食後3時間は寝ない、寝る2-3時間は水分摂取を控える。
特に心臓の悪い人は午後から水分、コーヒーなどは控え、適度な運動、
夕食後足を上げることも大事です。
睡眠時無呼吸が夜間多尿と関連している場合もありますので
心当たりのある方は専門医を受診して下さい。
投稿者: 上條医院
2014.02.14更新
ここで正常な排尿とはどういうことかをお話します。
男性は排尿時間20~30秒、1回排尿量200~400ml、
排尿量が増えれば排尿時間も長くなります。
我慢できれば500ml以上貯まっても異常ではありません。
女性は10秒以内、排尿量が増えれば勢いが増します。
普通排尿間隔は3~5時間。1日8回以上は頻尿です。
当然水分摂取量や気温などに影響されます。
残尿感を訴える方がみえますが、残尿感がある人は
普通残尿はありません。
投稿者: 上條医院
2014.01.31更新
以前お話したように夜間頻尿の原因は
1.機能的膀胱容量の低下
2.夜間産生尿量の増加
3.睡眠障害
上記3つが考えられます。BPHに関連するのは1のみです。
昼間の排尿困難など排尿症状がなければ、治療対象にはなりません。
しかし男性でも昼間の頻尿、トイレまで間に合わないような
尿意切迫感があれば、過活動膀胱を合併していますので
膀胱訓練などで効果がなければ、過活動膀胱に対し
内服治療をしてもいいかもしれません。
投稿者: 上條医院
2014.01.22更新
寒くなるとトイレが近くなる方が増えます。
特に夜間何回も起きると、生活に支障が出て辛いと思います。
2回以上寝てからトイレに行くことは異常です。
寝付くまでに何回も行くことは神経性ですが、
寝付いてから目が覚めて、何回も行くことは問題です。
投稿者: 上條医院
2013.10.11更新
治療は男性の場合、αブロッカーが第一選択となります。
前立腺や尿道の筋肉の緊張をやわらげ、尿を出しやすくするお薬です。
女性の場合は抗コリン剤が第一選択となります。
抗コリン剤は、膀胱の筋肉の過剰な収縮を抑え、OABの症状を改善させます。
その他膀胱訓練や骨盤底筋体操も併せて行うことで、より強い効果が
期待できます。
投稿者: 上條医院
2013.10.01更新
BPHには約50-75%合併しています。
なぜBPHに多いのかははっきりしていません。
長期にわたる下部尿路閉塞は、機能的膀胱容量の低下と
膀胱壁の肥厚を引き起こし、その結果として排尿筋過活動となります。
投稿者: 上條医院