2013.09.13更新
脳血管障害、パーキンソン病、脊髄損傷、多発性硬化症などの
神経因性、BPHを含む下部尿路閉塞、加齢、骨盤底の脆弱化、
そして特発性などの非神経因性に分けられます。
実際は原因が特定できず、加齢あるいは特発性とされるものの
頻度が高いのです。
投稿者: 上條医院
2013.09.06更新
最近日本で40歳以上の健康な男女4000人で行ったデータでは
加齢とともに頻尿は増加しますが、平均して12.4%の方がOABと
言われています。
推定すると約830万人のOABの人が、存在することになります。
しかし女性では、そのうち1-2割くらいの人しか医療機関に
受診していないようです。
投稿者: 上條医院
2013.07.31更新
過活動膀胱(以下OAB)とは我慢しがたい強い尿意切迫感が
突然起こって、そのために頻尿になってしまった状態です。
2002年に生まれた新しい症状症候群です。
切迫性尿失禁があっても、なくてもOABと定義されています。
投稿者: 上條医院
2013.07.25更新
排尿障害が顕著な場合(たとえば尿が出ない尿閉など)や
薬を服用しても効果が不十分な場合は、外科療法が行われます。
尿道に内視鏡を挿入し、先端についた電機メスで前立腺の組織を
削り取り、尿道を広げます。その他レーザー治療、開腹手術などがあります。
投稿者: 上條医院
2013.07.19更新
BPHの治療は多くの場合、薬による治療から始められます。
現在もっとも多く使用されているのは、α1遮断薬です。
おしっこの通り道の筋肉の緊張を和らげて、おしっこを出しやすくします。
また症例によっては、前立腺を肥大される男性ホルモンの効果を遮断し、
前立腺を小さくする、抗男性ホルモン剤、その他には
漢方薬、植物製剤なども用いられます。
投稿者: 上條医院
2013.07.10更新
BPHの検査はこれまでお話したように、触診、超音波検査、
尿流測定の他に、国際前立腺症状スコア(IPSS)と言う
代表的な自覚症状の程度を、点数で記入する質問表に
患者様自身が、答えを書き込むものもあります。
もちろん前立腺癌を否定するため、PSA採血を行います。
また場合によっては排尿日誌を記載して頂くこともあります。
1日排尿量、1回排尿量、昼間と夜間の排尿回数などを
把握することは、患者様の排尿状態を知ることができ、
特に頻尿の方には有用です。
投稿者: 上條医院
2013.07.02更新
排尿障害があるかどうか?つまり出がいいか悪いか?
おしっこの出方を、人と比べることはないと思います。
また急に出なくなれば解りますが、徐々に出が悪くなっていると
自分では気づかないことも多いと思います。
おしっこの出方がいいか悪いかは、尿流検査で調べます。
トイとは別の検査室で機械に向かって排尿して頂きます。
当院では男性用の立位での専用の機械があります。
通常通り立ってそのまま排尿してもらいます。
女性の方は洋式トイレ型の機械があります。
投稿者: 上條医院
2013.06.26更新
客観的に前立腺の大きさを把握するには、超音波検査をします。
簡易的におなかに機械をあて、前立腺の大きさを測定します。
前立腺は正常ではクルミ大、重さで約10-15g前後です。
前立腺が大きいから出が悪いことはありません。
また大きいから前立腺癌ということもありません。
投稿者: 上條医院
2013.06.19更新
BPHの検査は何をするのでしょうか?
みなさんが一番気になることと思います。
当院ではまず受診して頂いたら、コップに尿をとってもらいます。
その後診察室に入って頂き、問診させてもらいます。
必要があれば直腸診をします。本来直腸診は必須ですが
院長の怠慢で、みなさんすべてにはしておりません。
もちろん嫌な方は遠慮なくおっしゃって頂ければ
無理には行いません。
前立腺はおなかから触れることが出来ませんので
肛門から指を入れて、触らせてもらいます。
主観的ではありますが、前立腺の大きさ、硬さなどが
わかります。
投稿者: 上條医院
2013.06.05更新
BPHはなぜ排尿障害を来たすのでしょうか?
尿道を閉塞するからです。
BPHによる閉塞症状は尿道圧迫(機械的閉塞)と
前立腺、尿道平滑筋の収縮による尿道内圧の上昇(機能的閉塞)
という2つの機序で起こります。
前立腺が大きくなれば機械的閉塞が起こります。
しかし前立腺がそれほど大きくなくても、排尿障害を訴える方がいます。
そのような方は機能的な閉塞なのです。
投稿者: 上條医院