少し難しくなりますが、夜間頻尿を引き起こす病態としては
膀胱容量の低下、夜間産生尿量の増加、睡眠障害の3つを
念頭におく必要があります。
BPHが関係する要因は、機能的膀胱容量の低下だけと言えます。
夜間頻尿を主訴とする患者さんの半数は、BPHの治療をしても
改善が期待できません。
つまり患者さんの夜間頻尿が、BPHを原因とするのか
その他に原因があるのかを見極めることが、最重要と考えます。
恥ずかしくない泌尿器科治療を皆様に
下半身のお話をするのはどなたも恥ずかしいものです。だからといって治療をためらっていると、病状もよくなりません。
早期の回復を願って、恥ずかしさが少しでも軽くなるよう、スタッフ一同明るい雰囲気づくりに心がけています。